省エネ・節電ポータル

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省エネ支援現場レポート

支援レポート Vol.2-3

  • 省エネ診断
  • ビル

フォローアップ編東京都・河北
リハビリテーション病院
(医療施設)

施設の本来の役割を最優先しながら、
着実に「省エネ」を推進していくこと。

社会医療法人河北医療財団 河北リハビリテーション病院(東京都杉並区)

2001年に開設された、閑静な住宅街の「病院らしくない」病院。スタッフはもちろん環境も含め一丸となり、患者さんの社会復帰を支援している。

「良く進められている」とエネルギー使用合理化専門員をうならせた、河北リハビリテーション病院の省エネ活動。診断結果を受けての様々な施策が、効果の試算とともに示された提案報告会から4カ月、その後の進捗状況を確認し、今後の省エネ活動をより効率的に進めていただけるよう、省エネルギーセンターから、診断指導部の職員がお伺いしました。

空調負担が大きくなる夏場のデマンド(最大需要電力)低下は、
各現場の協力を含む、運用改善の成果。
1月31日午後、ヒアリング開始。さっそく手塚様より「ここのところデマンド(最大需用電力)が下がっている」というご報告がありました。河北リハビリテーション病院では、患者さんが自らの状態に合わせて個室の空調温度を設定していることもあり、従来は夏場がデマンドのピークでした。しかし、他の機器の運転時間を調節したり、各現場で"小さな無駄"を徹底的に防いだ結果改善され、「次は冬のピークカットがターゲット」になっていました。外気導入量の削減も効いているようです。
前回の提案項目のうち、最も大きな効果が見込まれた空調機そのものの変更についても、既に予算申請を済ませるとともに、機種選定を含む細かい詰めに入っているとのこと。今後更なる改善が期待できそうです。
周到な準備を経て実施される省エネ施策。
各現場で自主的に行われる節電活動の徹底ぶりにも、驚かされます。
提案項目ごとの進捗状況確認が一通り済んだところで、リニューアルされた照明設備を拝見。LEDや節電型蛍光灯など高効率器具が導入されたことはもちろん、本当に必要な明るさについても見直しが行われていました。また、「人のいないところは消灯」という基本ルールは、各現場でしっかり守られているとのことです。
現場チェックのあとは、更に踏み込んだディスカッションが行われました。病院という施設の性格上、本来の機能を犠牲にすることは許されない。医療器具の刷新が必要な場合、省エネ関連の投資は優先順位が下がってしまう…。率直な意見が交わされる中で、SII(一般財団法人環境共創イニシアチブ)などが募集を行う各種補助金制度の情報をこまめにチェックし、上手く利用することも提言され、熱心に耳を傾けられていました。
当日のタイムスケジュール

前回の提案施策と進捗状況

前回のご提案その後の取り組み
運用にて実施可能な提案既設全熱交換器の有効利用
電気給湯器の設定温度変更-
事務機器の節電
照明法の改善
(タスク‐作業用‐&アンビエント‐環境)(+省エネ型蛍光灯)
投資回収年数5年超の提案空調機の高効率機への変更検討中(予算申請済)
外気導入量の削減検討中
動力用変圧器の統合-
ダウンライトをLEDランプに交換
参考提案ボイラーの空気比の適正化-
窓ガラスに遮光フィルム貼付け検討中

◯ :既に実施されているもの。

ピックアップ

「照明法の改善」「ダウンライトをLEDランプに交換」。

ダウンライトはLEDランプに、直管型蛍光灯は実験で効果が証明された節電型蛍光灯に。事務スペースは「タスク&アンビエント」の照明手法を徹底。

「タスク&アンビエント」とは、全体照明(アンビエント)の照度を低めに抑え、必要に応じ作業用の部分照明(タスク)でおぎなう照明手法。光色は、事務スペースには爽やかな昼白色、ロビーの間接照明には温かみを感じさせる電球色タイプが採用されている。

アフター"フォローアップ"インタビュー

現場にまで浸透した高い省エネ意識。
用意周到に施策導入を進められている、河北リハビリテーション病院の場合。

具体的な施策が着実に動いている様子が感じられました。前回「参考」として提案された「窓ガラスへの遮光フィルム貼り付け」についても熱心に質問されるなど、今回もまた、皆さんの積極的な姿勢が印象に残ります。省エネ診断を受けられた感想、今後さらに省エネを推進して行かれる上での課題など、それぞれの立場からお話しいただきました。

社会医療法人河北医療財団 POM部 部長

丸 行弘

自分たちだけでは気づかない問題意識と着眼点。

積極的に省エネに取り組んでいる自覚はあるものの、自分たちでは気づかない部分もままあります。問題の"捉え方"が間違っていたなら、正しい解決もありません。プロの診断を仰ぐことで、貴重な気づきを得ることができました。

オペレーションサポート POM室 課長 

手塚 太朗

ご提案いただいた報告書が"あと押し"に。

説得力のあるセカンドオピニオンとして、報告書は大変役に立っています。そして、今回もまた新たな気づきがありました。省エネの進め方が分からず悩んでおられるなら、ぜひ、省エネ診断の受診をお奨めしたいと思います。

事務長

江間 司

総合的な視点からフォローアップいただけました。

私どもの場合、まず、リハビリテーション病院として必要な機能が第一であるため、ともすると省エネ関連投資の優先順位は下がらざるを得ないケースもあります。そんな中、補助金制度の利用など、今回いただいたアドバイスはとても参考になりました。